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あがり症克服体験談

あがり症、対人恐怖症、赤面恐怖症、多汗症、視線恐怖症を乗り越えた男

あがり症対策の本

あがり症克服のためにまずやったのが、あがり症について書かれた本を購入したことでした。

全部で10冊以上読んだと思います。
しかし、タイトルはあがり症対策の本であるかのように書かれていても、中身は全く違う本や役に立たない本が多かったです。

1.アナウンサーや司会業の人が書いた会話術のような内容で、あがり症とは関係のない本

2.専門的な知識ばかり書かれていて、具体的にどうすればいいのか詳しく書かれていない本

3.克服した体験談が書かれているけれど、自分とは全く境遇が違って役に立たない本

どれも私には全く役に立たないものばかりでした。


1の本は、「あがり症=人前で話せない人」という著者の単純な思い込みによるもので、小手先の会話術・話し方しか書かれていない浅はかな内容のものがほとんどです。

講師になって、自信満々の堂々とした態度を装って人前で話したい人。
営業などのお仕事で、お客さんと薄っぺらい会話を楽しみたい人。

そんな人にはお勧めです。

つまり、本当に意味でのあがり症の人には全く役に立ちません。

小ばかにされているような記述があったり、読んでいてイライラすることが何度もありました。
買って無駄どころかイライラした分だけ損した気分です。


2の本は知識は身につきます。
自分がどういう状態になっているのか、客観的に知るきっかけにはなります。

しかし、知識だけではあがり症は克服できません。

自分自身が具体的にどうすればいいのかが分からないと意味がないのです。

この手の本には一応対応策が書いてあるのですが、一般論的な対応策です。
そのような対応策は、一人で実行することが不可能なものであったり、自分には適応しないやり方だったりします。

なので、書かれている対応策で克服することは、事実上無理だと思います。

さらに、その対応策が実行できない自分はダメなのではないかと思ってしまう弊害もあります。

このような本は上から目線で書かれているものが多いせいか、実行できない=ダメ人間のレッテルを貼られたような感じがしてしまうのです。

結局のところ、このような本を読むと、自分を客観視できるようになる一方で、自分があがり症の検体、モルモットになったような気分になります。

風邪や病気を治すとき、風邪や病気の知識や仕組みを深く知ったところで風邪や病気が治るものではありません。
あがり症の知識や仕組みを知ることに越したことはありませんが、それだけでは克服は困難です。


最後に3の本ですが、実際に克服した体験談ということで、その著者の苦労や取り組みなどが書かれていて惹かれるところはあります。

しかし、著者の苦労話を知ったところで、克服できるわけではありません(私もこのブログで書いてますけど(笑))。

「こんなつらかったんだよ」「こんな苦しかったんだよ」と苦労話を書くことで、共感を得たいと思うのでしょう(実際、私もそうです(笑))。

あがり症とひと言で言っても、いろんなタイプがあると思います。
実際、このブログで私の体験談を読まれた方は感じられたかと思いますが、自分と似たような経験をしていて共感できる部分もあれば、そうではない部分もあったことでしょう。

あがり症というカテゴリーでひとまとめにしても、一人一人違うのです。

結局、あがり症を克服した人の本は、その著者にしか当てはまらないその人オンリーの克服法でしかないのです。
なので、参考にはなる部分はあるものの、自分がそれで克服できるとは限りません。


いろいろ本を読みましたが、上記の3つに大きく分類できると思います。
結論としては、私にとっては、あがり症対策を謳う本はあまり役立たなかったといっていいと思います。