あがり症専門のカウンセリング2
前回の記事で、カスタムメイドのカウンセリングをしてくれるカウンセラーを見つけたことがあがり症克服に結びついたと書きました。
前回の記事には読者の皆様からもコメントをいただいたので、好評だったのかなと勝手に解釈しています(笑)
改めて思い返すと、カスタムメイドのカウンセリングをしてくれたことももちろんですが、通っていたカウンセリングルームが自分にとって安心できる場所だったことが大きかったと思います。
もし身構えたり、防御したり、取り繕ったりしなければならない相手だったら、とても自分のことなど腹を割って話すことはできません。
何の身構えや防御などをすることなく、安心して自分を晒すことができる相手。
そういう相手がカウンセラーの先生だったのだと思います。
このブログを読んでくださる皆様は、そういう相手をお持ちでしょうか。
職場の同僚や学校の同級生、家族、友人、恋人・・・身近な人でも安心して自分を晒すことができる相手ではないことがあるかもしれません。
むしろ、身近な相手だからこそ、プライドや保身、世間体などが邪魔をして、安心して自分を晒すことができないこともあるでしょう。
そんな時、本当の気持ちを話せる相手がいない孤立感や寂しさで、胸が締め付けられることがあるかもしれません。
かつての私がそうでした。
誰も自分の悩みを分かってくれない。誰もこの苦しさを知ろうとしてくれない。
ひとりで悩みや苦しみを抱えて、ひとりで生きている。
そんな毎日が何年も何年も続く・・・
一生このまま悩み苦しんでいかなければならないのか・・・
もうこんな人生は嫌だ。
いっそのこと死んでしまいたい・・・
そんな思いが、毎日のように頭の中をグルグルとめぐっていました。
完全に八方塞がりの状態。
あの当時の私には、八方塞がりの状態から抜け出して今のような人生が来ることなんて全く予想できませんでした。
何の脅威も感じることなく、安心して自分を晒すことができる相手。
そんなカウンセラーの先生と出会えたことが、八方塞がりの状態から抜け出すきっかけとなりました。
全くの他人であるのにもかかわらず、本当の気持ちを話せる相手。本当の自分を晒せる相手。
カウンセラーというのは、実に不思議な存在だと思います。
そういうカウンセラーの先生がいて、悩んだり苦しんだりした時はいつでも相談しに行けると思うと、孤立感や寂しさに襲われることなく生きられる。
私にとって、カウンセリングとはそんな位置づけなのかもしれません。
あがり症克服のためには、そういう相手を見つけることも大切なのかなと思っています。